会社帰りに突然、異世界に召喚された海久里 香緒子。しかし、そこには4人いたのだった。
彼女たち4人は聖女候補として試練を与えられ、選定により真の聖女-パラミシア-を選ぶという。
昔から自分に自信のない香緒子は最年長というハンデもあり気落ちする。
そこに現れた一人の眉目秀麗な騎士、ミシュエル。
王国で最強の聖騎士でありながら爽やかな笑顔を絶やさず、誰に対しても丁寧な姿勢から貴族、民衆問わず憧れの存在でありまさに理想の騎士。
そんな彼に励まされ香緒子は異世界での生活に希望を見出す。
そして聖女選定の日を迎えるが、最初の落第者となってしまう。
元の世界へ帰還する為には、扉のある最果ての地まで行かねばならない。しかし、そこは魔獣に魔物も跋扈する地で誰も護衛として名乗り出てはくれなかった。
たった一人を除いてーー
ミシュエルと二人だけの旅を経て、香緒子は帰還するはずだった。
最果ての地にある小さな小屋で最後の夜を過ごす、その時、理想の騎士の表の顔は取り払われ
十数年隠されてきた彼の本当の姿と、真実が表面化するーーー
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