長年セフレの関係を続けてきた梶川と市原。
ある日、梶川は婚活を理由にセフレをやめようと切り出す。
しかし婚活はただの名目。
梶川は市原に好意を抱いていたが、
市原にとって自分はたくさんいるセフレのうちの一人に過ぎない…。
決して叶うはずのない市原への想いを断ち切るために言ったことだった。
やっと市原から離れられると思ったのも束の間、
市原から、梶川の家に置き忘れた荷物を取りに行きたいと連絡が入る。
初めは拒んだ梶川だったが、市原の強引さに負け結局家にあげることに。
すると市原からいきなり抱きしめられる。
「俺、梶川のこと好きだよ」
突然の告白に動揺するものの、都合のいいセフレを手放さないための嘘だと考え、梶川は市原を突き放す。
過去に市原からかけられた言葉、
『梶川は俺のこと好きって言わないから好き』
この言葉が呪いとなって、市原のことを信じることができないでいた。
一方、かたくなに信じようとしない梶川に苛立った市原は、”強硬手段”に出る――。
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