勇者パーティを抜け共に過ごした屋敷へ戻ると、そこには初めて見るギルの兄・エドが待ち構えていた。
「さっさと出ていけ」と激しく兄を嫌悪するギルと、それを物ともしないエド。
「また」と言い残し去る兄の姿を見送り、二人は自室へ戻る。
リズは屋敷に残したままだったメイド服に再び袖を通して見せるが、
その姿を見たギルは身体に激しい違和感を覚え、「一人にして欲しい」と話す。
次の日からギルは自室に結界魔法を掛け閉じ籠もり、リズを避け始める。
会えない間もじわじわと蝕まれるような「発情状態」が続き限界を感じるリズ。
そんなところに現れたエドは、リズの体液と引き換えに「ギルに会わせてあげる」と提案する。
指先から血を差し出しそうとするリズだったが、首から精気を吸われ痕が残ってしまう……。
そのままエドの力を借り、ギルの部屋へと踏み入ったリズは元の姿に戻ったギルと対面し――
「うん、嬉しいよ。僕もずっと会いたいと思ってた」
「だから早く」
「その身体を使わせろ」
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